大雨・台風時の行動、避難と警戒レベル
・今年も梅雨の時期になり、今から大雨や台風のシーズン。
残念ながら近年、平成29年7月には九州北部豪雨、翌30年7月には
西日本豪雨と連続で多大な被害が残念ですが出ています。
これから豪雨の発生時期になり政府は5段階の大雨警戒レベルを防災基本計画に明記
されました。
5段階の警戒レベルによるわかりやすい防災情報の提供等の対策が盛り込まれました。
・警戒レベルを説明すると
レベル1 最新情報に注意して下さい。
気象庁は「早期注意情報※」という情報をホームページで発表しています。
これは数日先までに気象警報が出る可能性について示した情報です。
レベル1の段階ではこうした情報をチェックするなど大雨に関する最新情報に
注意して下さい。(※「警報級の可能性」から名称変更)
レベル2 避難方法など確認して下さい。
気象庁からは「大雨・洪水注意報」が発表されるような段階です。
実際に避難することになった場合に、どう行動すればいいのか改めて確認して下さい。
自分が住んでいる場所で起きやすい災害の種類をハザードマップで調べたり、
避難場所や避難の経路を確かめたりして下さい。
普段から事前に調べて理解しておくのが理想です。
レベル3 高齢者など時間がかかる方は避難を開始して下さい。
「大雨・洪水警報」や川の「氾濫警戒情報」などが発表され、
自治体からは「避難準備・高齢者等避難開始」という情報が出されます。
この情報が発表されたら、お年寄りや体の不自由な人など避難に時間がかかる人は
避難を始めて下さい。
そのほかの人も避難の準備をしたり自主的に避難を始めたりする段階です。
レベル4 全員避難を開始し下さい。
土砂災害の危険性がさらに高まって「土砂災害警戒情報」が出されたり、
川がいつ氾濫してもおかしくない状況となって「氾濫危険情報」が発表されたりします。
自治体からは「避難勧告」が出されます。
お年寄りや体の不自由な人だけでなく、対象地域の全員が避難場所など
安全な場所に速やかに避難して下さい。
災害が発生するおそれが極めて高い状況となり、自治体が重ねて避難を呼びかける場合に
「避難指示(緊急)」が発表されることがあります。
この時点でまだ避難していない人は直ちに避難する必要があります。
レベル5 命を守る行動をとって下さい。
既に災害が発生または発生している可能性が極めて高い状況です。
川が氾濫して「氾濫発生情報」が出たり、気象庁から大雨特別警報が発表されたりします。
自治体が土砂災害などの発生を確認した場合には災害発生情報を出すことがあります。
周囲が浸水するなど、すでに避難場所に移動するのが難しい状況となっている
可能性があります。
周囲の状況をよく確認して、自分や家族の命を守るために最善の行動を
取って下さい。
このように改定されましたので、該当に数字が発表になったら速やかに避難して下さい。
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ここで一つ言えることは、
大雨や台風は地震と違い、ある程度予想出来る
と言う点です。
台風や大雨の危険が近づいているというニュースや気象情報を見聞きしたら、
危険な場所には近づかないようにして下さい。
また、台風では数日前、大雨でも少しは予想出来るので、災害への備えを
もう一度確認して下さい。
具体的には
・非常用持ち出し品の点検をしておきましょう。
・雨や風が強くなる前に、家屋の補強などの対策をしておきましょう。
雨風が強くなってからでは遅いと言う認識で対処しましょう。
・避難場所までの道順を確認、ハザードマップで危険箇所や避難場所を
チェックしておきましょう。
普段から避難経路、避難場所の確認をしておく事が大事です。
自治体等から避難勧告があれば、慌てず速やかに避難して下さい。
その時は、必ず火の後始末(電気・ガス等)をして下さい。
そして出来れば荷物は背中に背負える程度にし、両手が使える状態で避難しましょう。
大雨や台風はある程度予測が可能です。
慌てず落ち着いて早め早めの行動を心がけ、命を守るための最善の行動をして下さい。
命が一番大事です。
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